真夏のクレイジーな自転車旅を終え、実家で惰眠をむさぼっているムクロジです。
消費カロリーが大幅に減っているので、摂取カロリーも減らさなければ。
さて、今回は携帯空気入れについてです。
実家には長年使っている高さ60㎝くらいの空気入れがあります。こいつを使えばタイヤがパツンパツンになります。空気入れ直後の乗り心地は最高ですよね。少し漕ぐだけでタイヤがまわるまわる。
当然ながら、これを旅に持っていくわけにはいきません。バイクや車での旅と違って、自分の体がエンジンであるため、重さがそのまま疲労感に比例します。荷物はできるだけ軽量コンパクトな物で揃えなくてはなりません。
わたしたちの場合、これに予算の制限があります。金に物を言わせて軽量かつ高性能なものを買うわけにはいきません。限られまくった予算の中で、ベストでなくともベターなものを選んでいく必要があります。
そんな私たちの強い見方が100均なのですが、自転車旅にとって重要ツールである空気入れの予算をケチっていいのか。少し悩みました。
悩んだ結果、100均で済ますことに。
私たちに与えられた選択肢はふたつ。
ポンプか、使い捨てガス缶タイプか。
最終的に、両方とも試しましたので、備忘録として書いておきます。
100均の空気入れ ポンプタイプ?ガス缶タイプ?
大きさの違いはこれくらい。
最初に購入したのはポンプタイプ。セリアで買いましたが、他の100均にも同じものがありますね。
100均の空気入れ ポンプタイプ
プラスチック製で、頼りない感じです。でも、ホースがついているので空気が入れやすいです。
ホースがついていないと、空気が入れにくいばかりか、バルブやチューブを破損するすらあります。ホースがついていないタイプは個人的にパス。
始めの内は、空気入れなしで行くことも考えていたんですよ。ショッピングモールや自転車屋さんで無料で入れられるし。どこのお宅でも空気入れは借りられると思うし。
でも、郊外や、山道を走るとなるとどうだろう。そうそうお店や民家があるわけでもなく、早朝や深夜に気軽に門扉を開けてくれるかどうかは微妙なところだ。
というわけで、東京を出るまえにひとつ購入。
持っててよかったです。途中でパンクしたので。
山道を走るとき、気がついたら空気が抜けていたので、何回か空気を入れながらだましだまし乗っていました(町に着いたところできちんと修理しました)。
空気入れ本体が短い分、一度に入る空気は少量なので、時間がかかります。家庭用と比べると圧力も低いので、タイヤがパンパンになるまで空気を入れることはできません。
ただ、ある程度空気を入れることで、チューブやリムの破損は防げます。用途としては応急処置ですね。
自走できるレベルまで空気を入れて、自宅なり自転車屋さんなりまでたどり着ければよしというレベルです。快適な走りとパンク防止のためには、改めてきちんと空気を入れないといけません。
パンパンに入れようとすると、壊れます。チューブの圧力に勝てず、部品がパーンと跳ね返されます。これにより、100均空気入れは使用不可に。
対してガス缶タイプの空気入れ。特徴は何といっても手軽さですね。自転車のバルブに押し込むだけ。片手で空気が入れられます。
100均の空気入れ ガス缶タイプ
自転車をこいでバテバテなときにシューっと入ってくれるので助かりますね。
あと、小さいこともうれしいです。
前述の空気入れもかなり小さいのですが、自転車という限られたスペースに積むにはそれなりの工夫が必要です。対してこのガス缶なら、スマホ並みの小ささ。
プラスチック製の空気入れと違い、スチール缶なのでテキトーに前カゴに放り込んでおいても壊れない。場所を選ばないってポイント高いです。
こいつも、ポンプタイプと同じく、空気をパンパンに入れることは難しいです。
空気の全く入っていない状態で5回分、軽く空気の抜けた状態で20~30回分使えると書いてありますが、あくまで自走できるレベルまでかなぁと思います。
空気の抜けた状態から自走できるレベルまで→5回
軽く空気の抜けた状態から自走できるレベルまで→20~30回分
と考えておいた方がいいです。
あと、このガス缶タイプは、ホイールの小さな自転車には使えません。
ママチャリに多い26インチなら問題ないのですが、先日20インチで使ってみたら、缶がまっすぐ入りませんでした。無理やり注入したのですが、ガスがけっこう無駄になりました。
折り畳み自転車なんかはホイールが小さいので不向きです。ホースのついたポンプタイプをおすすめします。
まとめ
どちらも、応急処置レベルとしては合格点かと思います。100円ということを考慮すると、十分ではないかと。
ポンプタイプ
携行性〇
利便性〇
長く使える度△
エコ度×(プラスチック製かつ、数回の使用で壊れる)
ガス缶タイプ
携行性◎
利便性◎
長く使える度×(数回のみの使用で確実に無くなる)
エコ度△(缶部分はリサイクル可能)
私たちが今回使ったシティサイクル。通常使用であれば、出かける前に空気を入れておけば一定期間は問題ないです。長期で自転車旅をするにしても、月に一度くらい、どこかでちゃんとした空気入れを借りれば十分です。
まれに起こるパンクに備えて持っていくのであれば、どちらも使い勝手がいいです。
ただ、ポンプタイプはいつ壊れるか分からないし、ガス缶タイプもガスが無くなれば終わりなので、過度な期待はできません。
携行性を重視して、個人的にはガス缶タイプですが、普段使いの20インチに使えなかったので、その点はマイナスです。
お手持ちの自転車が26インチ程度なら、迷わずガス缶タイプをおすすめします。
楽しく快適な自転車旅を!
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