6/1追記 ※先日、チャーター便で帰国しました!
コロナウイルスの影響で、世界中で様々な問題が発生していますが、私のいるネパールでは、3/23よりすべての公共交通機関がストップし、レストランや小売業を含むあらゆる事業が営業停止となっています。
当初は1週間のみ、3月末までという話でしたが、その後4/7までとなり、あと2日の辛抱と考えていた私のもとに、4/14までロックダウン延長との情報が入りました。
地方都市への移動ができず、現在カトマンドゥにいます。
通常なら、カトマンドゥはレストランや雑貨屋さんでにぎわい、何不自由ない生活が送れるバックパッカーにも人気の街。
ですがこの状態では、地方にいた方がずっとましです。こんな不便な環境に高い宿代払っているのかツラいです。
2月にネパールに渡航したときは、まだコロナ問題も今ほど大きな問題ではありませんでした。
その頃は、欧米でのパンデミックが認識されていなかったからです。
空港職員さんや飛行機の客室乗務員さんは全員マスクを着用していました。でもその頃はまだ、アジアでの感染症という認識でいる欧米人が多く、マスクをしていない人の方が多かったように思います。
今、このカトマンドゥでマスクをしていない人はほとんどおらず、相手と距離をとろうとする人も多いです。
入国の際は、熱を測られただけで、イミグレーションの職員さんもすごくフレンドリーでした。
そのほんの数日後に日本人の入国ができなくなり、およそ一か月後にロックダウンとなりました。
幸い、ネパールではコロナ差別もなく (インドに滞在している友人は、逃げられたりコロナコロナと差別的に声をかけられたりしているようです) 。
買占めなどはほとんどありません。せいぜい、中国人がオレオクッキーを大量買いする程度。
ロックダウンが始まった頃から、宿で調理ができない旅行者のために無料のお弁当が配布されるようになり、快適とは言えないまでも、飢えることなく過ごせています。
私は、ロックダウンが始まる少し前に帰国予定で、もちろん航空券も抑えていました。
ところが、欠航に次ぐ欠航で、何度も航空券を取り直し、そうしている間に、とうとう空港が閉鎖となってしまいました。
航空会社のオフィスをまわって、あちこちで
「今夜が最後のフライト。でももう席が無いからキャンセル待ち」
と言われました。今回は帰国を楽しみにしていたので、少なからずショックでした。
いくら感染者がほとんどいない国だからと言っても、こんな時期に渡航したのは間違いだったかな…と思い、いつでも好きなときに帰国できるとタカをくくっていた自分をちょっとだけ恨みました。
一応、政府は4/15まで空港を閉鎖と決定しています。
今のところ16日から再開となっていますが、これが延長されるかは、まだ分かりません。
一応、5/1の便を予約しました。経由便だと、経由国の状況も気にしなくてはいけないので、直行便にしました。
ちなみに、政府がネパールにある旅行代理店経由で、ネパール航空によるチャーター便を検討していると連絡がありました。
料金は、1人当たり20万円。予約人数が少なければこれより高額になる可能性もあるとのこと。
非常時に出してくれるのはありがたいと思う人もいるかもしれませんが…ずいぶんボッタクってんなーという感想しか持てませんでした。
5/1に予約できた航空券は、チャーター便と同じネパール航空で4万円台でした。
16万円の差は大きいので、帰国は遅れますが、これで良かったと思っています。
日本にいるみなさま、外出自粛要請で辛い状況とは思います。会社を経営されている方もお勤めの方も、大きな不安でいっぱいだと思います。
兄が留学エージェントに勤めているのですが、連日の売り上げは当然ゼロです。
前向きに、気楽にというのは無理な話かもしれませんが、何とか乗り切って、元の生活を取り戻したいですね。
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