還暦を過ぎ、つむじが気になり始めた母。
屋外にいるときは帽子をかぶってごまかせるのですが、室内でかぶり続けることはできないので、なんとかしたいと相談を受けました。
母が気にしているのは、つむじ部分を中心とした脱毛と、生え際の白髪。
50代の頃に「お母さん、頭ハゲてきてるよ!」と私の弟に言われ、それから気にし始めたようです。
かわいい息子に面と向かって「ハゲてる」などと言われたら、そりゃあショックだろうなとは思います。
つむじが気になる母が試した商品
育毛剤
それから母は女性の脱毛に効果があるという「 薬用育毛剤 柑気楼」を購入し、使い続けていたのですが、目に見える効果は出ず。ああいった商品は効果が出るまでに時間がかかり、しかもやめたら元に戻ったりするとも聞きますので、現実的ではないようです。
フルウィッグ
一度、ショッピングモールに入っているウィッグ専門店も訪ねました。
一番軽量のものを着けてみたのですが、頭頂部がこんもりし、どう見ても不自然。着用感も違和感があり、暑かったそうです。
そして何と言っても高価!人毛タイプなら数十万円もします。さすがに手が出ないので人工毛も見てみたのですが、母の年齢の女性には合わない色というか、さらに不自然な見た目で、とても満足のいくものではありませんでした。
一度はあきらめ、こまめに白髪染めをすることでなんとかしのいできたようですが、地毛がすべて白髪になると、いよいよそうも言っていられません。
きれいに染めても、半月もするとキラキラと白い生え際が目立ち始めます。私がいるときは自宅で根元染めをしてあげるのですが、1年のほとんどを海外で過ごす私が実家にいるのは年に2週間ほど。
わたしがいない間は、美容室で毎月染め、あとは気になっても見て見ぬふりをしていたようです。
前回実家に帰ったときでした。母がポイントウィッグの話をしてきました。母が気にしていたことを知りつつも、そこまで切羽詰まっているようすも無かったので、特になにもしてあげなかったことを悔やみました。
母はかなり気にしていたようです。それを知った私は早速ネットで検索。
初めてのポイントウィッグなので、商品選びには少しだけ気を使いました。
ポイントウィッグ選びで重視した点
値段:失敗しても惜しくない程度、かつ気軽にリピ買いできる値段
軽さ:TVCMのように「着けてることを忘れちゃう」くらいの軽量
毛量:つむじの生え際さえ隠せればいいので、あまり多すぎず、見た目の自然さを重視
素材:人毛100%
装着方法:母はあまり器用でない上、五十肩で腕があまり上がらないので簡単にサッと着けられるタイプ
以上を考慮した結果、こちらの商品の購入に至りました。
Alileader 部分ウイッグ人毛100% つむじ 白髪隠し ポイントウィッグ
商品はポスト投函されていました。内側にプチプチのある小さな封筒です。
ぱっと見かなり小さいです。
母も「え、こんだけ?」みたいな反応でした。でも、小さいほど軽いし自然です。
最低限、つむじの白髪と抜け毛がカバーできれば、あとは小さいほどいいのかな?と思いました。
実際に着けてみたら、おお!
運よく地毛の色とぴったり合いました。最初、母は「私は子供の頃から髪が赤かった(生まれつき茶髪と言いたいらしい?)から赤っぽいウィッグがいいよね」などと言っていました。
「いやあなた、染めてるじゃん!カラー剤の色で選んでるんだから私は。地毛に合わせてなんつーたら、白いウィッグになっちゃうよ?」みたいなやりとりがあり、わたしの予想でカラーは決めました。
私は若かりしころ、ポイントウィッグを何度か購入していました。
お団子を作ってそこに派手なポニーテールを着けるものだったり、前髪ウィッグだったり。
なので、ネットショップでのカラー選びには自信がありました。
母が選ぼうとしていたのは33#。白髪染めをしていても、母の中ではまだ地毛は茶色のようです。
ウィッグを買う目的のひとつが白髪の生え際隠しだったはずなのに。まあ私も自分の二の腕がこんなに太いとは気付いていなかったのでおあいこです(何が)。
母が使っている白髪染めは、ナチュラルブラックなので、上のカラー見本でいうと1B#です。
一番近い色を選んだとは言え、多少の違和感は覚悟の上でした。
結果、嬉しい誤算です。自然光の下でもほとんど着けていることが分からないほどのなじみ感。まるでオーダーメイドです。
色や使い心地は満足しているようです。あとは、どれくらいの耐久性があるかですね。
使用期間が長いほどコスパという点ではよくなるので、今後の劣化具合なども見てからリピ買いするか決めたいと思います。
値段で言えば、同等製品ならAmazonのほうが安いようです。
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