4月のカンボジアは猛暑です。

最高気温が毎日36~40℃といったところでしょうか。湿度は50%前後、風が吹けば涼しさも感じられないではないレベルです。
暑がりの人にはおすすめしません。
今はちょうど、カンボジアとその周辺国のお正月が終わったところで、宿は静まり返っています。
おとといくらいまではシェムリアップとプノンペン間を移動する旅行者で賑わっていたんですが昨日ほぼすべての宿泊客がチェックアウトしたようです。
カンボジアの中心に位置するコンポントム

今わたしたちが滞在しているのは、シェムリアップとプノンペンの中間に位置するコンポントムという町です。
州としての規模は国内2番目だそうですが、中心地を見ても市場はショボいし、まともなスーパーは見当たりません。
この町には、観光客は少ないですが、ゲストハウスはいくらでもあります。バスの降り場から徒歩1分以下の場所に、それなりの宿を見つけたので、そこに泊まっています。
冷蔵庫が部屋にあります。湯沸かしポットと、ロビーには冷水の出る給水機もあるので、カフェが無くても困ることはありません。頼めば毎日ネスカフェのインスタントコーヒーをくれます。
ペットボトルの水ももらえます。余分なゴミが出るのが嫌なので断って、毎日給水機から水を汲んでいます。
インスタントコーヒーも、甘いコーヒーも苦手ですが、東南アジアにいると甘いインスタントコーヒーでも平気になってくるから不思議です。帰国してから飲む挽きたてコーヒーのおいしさに感動するのも、旅の醍醐味ということにしています。
日本から持参したこだわりの豆を使いきってからは、インスタントコーヒーを飲んでいます。
少量のお湯で溶いて、氷水で割って飲むのが、汗だくで帰ってきたときの楽しみになっています。
コンポントムの宿 料金と設備
コンポントムは、プノンペンやシェムリアップと比べると観光客は少ないです。ですがゲストハウスはバス停を中心に数え切れないほどあり、部屋が無いということはまずありません。
ただし、繫忙期は高い部屋しか空いていない場合もあるので、前もって予約しておくのがいいでしょう。
わたしたちが滞在している宿は、比較的新しく、どっしりした家具にダブルベッドの部屋。シングルルームとのことですが、2人で寝るには十分の大きさのベッドです。

ホットシャワーありで、電気ポットと冷蔵庫がついていて1泊10ドル。物価の安いタイと比べても格安です。
カンボジアの宿でよくあるパターン
ほとんどの宿には、全室エアコンが備わっています。 ただし、リモコンはありません。
エアコンを使いたければ、追加料金を払ってリモコンを借ります。
エアコンの利用料金は、宿によってまちまちですが、わたしたちが泊まっているVidalsok Guesthouse では3ドル。これは最安のレベルです。
だいたいは5~6ドルが相場です。わたしたちはエアコンが苦手なので、使いもしないエアコンの料金を払わなくていいこのシステムはいいなと思いました。
ただし、夏季はとんでもなく暑いです。あと、停電したら地獄です。私たちが滞在している間に、シェムリアップでもコンポントムでも停電がありました。
宿の情報を載せておきます。
名前が変わったのか、Google Maps上では Mohasanbath となっています。現在の名前はVisalsok Guesthouseです。外観は変わっていません。

設備:Wi-Fi、ホットシャワー、冷蔵庫、電気ポット
料金:シングル(ベッドはダブルサイズ、2人利用可)$10、ダブル$13
※エアコン利用は1泊あたり$3追加
田舎なので、外国人向けの高級ホテルは見当たりませんでした。 きれいな建物は、だいたい中国系オーナーでした。
コンポントム 食事
コンポントムには屋台や食堂、レストランがあります。
それぞれの特徴と大まかな料金です。
コンポントムの屋台
屋台をのぞくと、焼豚やアヒルの丸焼き。その屋台も売られているのはどれもほぼ同じです。
焼豚をバゲットに挟んだサンドイッチが$2くらい。味は可もなく不可もなく。パンは2日くらい前のものを使っているような食感です。
わたしたちは、市場の周辺にいるおばさんの所で米麺を買い、それと焼豚を宿にテイクアウトして食べたりしていました。

焼豚は、宿から一番近いお兄さんのところが一番リーズナブルだったので、そこから買いました。100gあたり$1なので、バゲットサンドと同じ値段で200gも焼豚が買えます。焼豚の量だけで言えば、サンドイッチの倍以上ありそうです。
Visalsok Guesthouse から大通りに出て、渡らずに右を見るとお兄さんの屋台です。よそではアヒルを1羽丸ごとしか売らないけど、うちだけは半羽でもOKだよと言っていました。
焼豚 100g 4000リエル(1ドル)、豚バラ 100g 5000リエル、アヒル1羽 25000(半分も半額で購入可)

しかも生野菜が付いてきます。お肉の下にたっぷり敷いてあります。上にあるレバーみたいな血の塊はオマケ。苦手なのでいらなかったのですが・・・。
アヒルを買うと、ピーナッツも追加でオマケされます。
米麺はを売るおばさんは英語が通じず値段が分からなかったので、1000リエルを渡し、どれくらい盛ってくれるか見ることにしました。結果、二人で2回に分けて食べられるくらいの量でした。

これで1000リエル分。かなりがっつりです。
その日で食べきるなら500リエル分で十分。
その日は冷水に入れてそうめん風にして食べ、残りは冷蔵庫に。翌朝おみそ汁に入れてにゅう麵にして食べました。
米麺14円プラス焼豚223円。これが2人分の夕食代です。安い。そしておいしい。
コンポントムの食堂
食堂はおかずひとつあたり3,000~20,000リエルです。幅があるので、注文前に値段を確認した方が無難です。

ごはんはお鍋や大きな器に入って運ばれます。おかずを注文すれば無料のところ、ごはん別料金のところとあります。お鍋に入っている分はどれだけ食べても構いません。2人でも多いくらいです。
安くあげたい場合は、2人で一皿注文し、ごはんと備え付けの調味料(発酵大豆やニンニクのきいたスイートチリソースなど)でごはんを食べるということもできます。地元の人はそうしていました。
私たちはどちらも大食いなので、いつもおかず2~3種類頼みます。

飲み物は氷が提供されるので、テーブルにあるお茶か、缶入りの飲み物を注文して飲みます。
どこの食堂の氷もお茶も、飲んでお腹をこわすことはありませんでしたが、海外旅行にあまり行かない方は控えた方がいいかもしれません。
コンポントムのレストラン
レストランでは、基本的にごはんは別料金。お茶は中国人経営なら無料というところが多いようです。2人で$5~8+ドリンク代といったところでしょうか。

焼豚屋さんの本店とも言うべきレストラン。湿地帯に建っていて、個室みたいになっています。

文化的に人前でお酒を飲むことを良しとしないカンボジア。なので、地元民がお酒を飲めるように個室になっているのです。両サイドにハンモック、天井に扇風機があります。

コーラを飲もうと思ったのですが、グラスが無かったのと、この時ケンカをしてしまい、スタッフさんを呼ぶような雰囲気ではなくなってしまったので注文せず。氷がムダに・・・。
フライドチキン半羽2、5ドル、野菜炒め2ドル、ごはん0.5ドルで計5ドルでした。飲み物は注文していません。
コンポントムでアメリカドルは使える?

コンポントムは外国人旅行者が少ない町ですが、どこに行ってもアメリカドルが使えました。
ただし、他の都市と同じく高額紙幣はおつりがないため断られたり、少額紙幣でも、1ドル以下のお釣りは現地通貨のリエルのみです。
カンボジアドルは基本的に不要ですね。AMTや両替所でも、アメリカドルだけ仕入れておけば問題ありません。
むしろリエルはいらないです。記念に欲しかったら、ドル払いのお釣りできれいなのをキープしておけばいいですし、頼めば交換してくれます。
コンポントム まとめ
コンポントムは良くも悪くも田舎です。一本入ると静かな道が続き、騒音も気になりません。不便ではありますが、モダンなカフェもちらほら見受けられますので、食事に困ったらカフェに行くのがいいでしょう。
シェムリアップと比べると食事は割高ですが、安宿も多く、カンボジアの正月や西暦の年末年始でもなければ部屋が無いということはありません。割高な部屋なら年中空いていますので、最悪、予約なしでも宿はとれます。
英語が通じる人は少ないですが、観光地とは少し違った地元の人の暮らしを見ることができます。
2大都市の中心という場所にあるので、陸路移動をお考えの方は、途中下車して1泊というのもアリですよ。
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